オーストラリア留学の特徴〜メリット・デメリットとは?

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留学先を検討中の方にとって、その国の良い面はもちろん、マイナスの面も気になるところではないでしょうか?留学先といえば様々な候補がありますが、留学先の国として自然豊かなオーストラリアを検討している方も少なくないでしょう。そこで今回は、オーストラリア語学留学の特徴やメリット・デメリットについて紹介していきましょう。

留学先としてのオーストラリアの特徴

日本からの距離感を感じにくい

オーストラリアはその大きさこそ日本の約20倍と広大ですが、基本的に日本同様に島国です。オーストラリアの主要都市へは日本から飛行機で8~10時間前後で行くことができ、時差も1~2時間なので日本との連絡は取りやすく、日本との距離感を感じにくいという特徴があります。そのようなオーストラリアでは雄大な自然が広がっており。多くの野生動物を目にすることができるうえ、美しいビーチが数え切れないほどあります。

3ヶ月までの短期留学ならオンラインで簡単に取得できる観光ビザで滞在でき、手続きも簡単なので、短期留学が人気です。

治安が良い

オーストラリアは一般的に、非常に治安の良い国です。普通に生活していれば犯罪に巻き込まれるようなことはほぼありません。アメリカなどではメインストリートから一本入っただけで治安が非常に悪くなることも珍しくありませんが、オーストラリアの主要都市は観光客も多く銃器の所有も規制されているのは安心です。

もちろん、日本と比較すると軽犯罪の発生率は高いため、戸締り、所持品への注意など、基本的な安全対策をする必要はあります。とはいえ、総じて留学生活を送る上では少し気をつければ安全と言えるでしょう。

人気のある都市が多い

オーストラリアの主要都市にはシドニー、メルボルン、ブリスベンなどがあり、いずれも留学先として人気が高く、観光地としても有名です。それぞれ異なる特徴を持っており、より落ち着いた環境を希望するのであればケアンズやパース、アデレードなどの都市もよいかもしれません。

シドニーはオーストラリア最大の都市で、語学学校や大学などの学校施設が他の都市より多く、活気が溢れています。イギリス植民地時代を彷彿とさせる歴史的な建物・現代的なビルが混在するスタイリッシュな街並みに青い海が共存し、都会とオアシスの両方の魅力を楽しむことができます。賑わっているだけあってオーストラリアの中では家賃や物価が高いというのはちょっとした難点かもしれません。

メルボルンはオーストラリア第2の都市であり首都でもあります。「教育の街」として有名で、メルボルン大学やビクトリア大学など有名大学が存在しており、州による留学生へのサポートが充実しています。ビクトリア様式の建物や街を走るトラムは落ち着いた雰囲気が作り出し、いたる所に公園のある緑豊かな環境が魅力です。

ブリスベンはオーストラリア第3の都市で、年間を通して温暖な気候で過ごしやすいのが特徴です。シドニーやメルボルンに比べれば大きくなく派手さもありませんが、物価が比較的落ち着いており、住みやすさが魅力です。日本人も多くなく英語を真剣に学びたい人にはおすすめの環境で、ゴールドコーストやサンシャインコースなどのリゾート地に足を伸ばせば、素敵な週末を過ごすことも可能ですね。

オーストラリア留学のメリット

留学生の受け入れ経験が豊富

オーストラリアは1980年代から政府主導のもと留学生受け入れを推進してきました。充実したプログラムを用意し世界各国から留学生が集めており、豊富な受け入れ実績があります。多民族国家という社会的背景も、留学生の受け入れを後押ししています。

さらに、留学生はESOS法と呼ばれる法律により、さまざまな権利やサービスが保障されています。また、3ヶ月以内の短期留学であれば、なんとオンラインで簡単に取得できる観光ビザでOKです。留学生の受け入れに慣れた国だからこそのメリットですね。

多民族国家で多彩な文化を体験できる

人口の4分の1が移民で成り立つ多民族国家のオーストラリアでは、「ハーモニーデー」と呼ばれる催しが毎年各地で開かれます。ハーモニーデーの目的は、多様な民族を持つ社会の調和を推進すること。催しでは各民族の伝統文化や料理が披露され、交流を通して他文化理解を深めていきます。

多彩な文化を体験することは、留学における財産の1つになることでしょう。

豊かな自然と豊富な観光スポット

日本の約20倍という広大な土地には豊かな自然が広がり、エアーズロックやグレートバリアリーフなどの世界自然遺産も存在します。美しいビーチには青い海と大きな空が広がり、気軽に海水浴やマリンスポーツ、釣りなどが楽しめます。また、いたるところにキャンプ場があり、キャンプをする際には多くの野生動物を目にすることができるでしょう。

さらに、世界的な建造物として知られるオペラハウスやハーバーブリッジ、先住民族であるアボリジニの伝統文化なども楽しめ、充実した留学ライフを送ることができます。

オーストラリア留学のデメリット

アジア系(特に日本人)が多い

オーストラリアはアジア人、特に日本人から人気の高い留学先であることから、「日本人の多さ」が留学生活でデメリットになることがあります。初めての海外であれば日本人がいることに安心するかもしれませんが、学校や外出先でも日本語ばかり話していると、留学したにもかかわらず英語が身につかないという状況に陥ってしまいます。

せっかく留学の機会を手にしたのであれば、日本人以外の友人と過ごしたり、日本人が少ない地域を選んだりするなど工夫してみるとよいでしょう。

紫外線・気候に注意

オーストラリア上空はオゾン層が薄い上、年々オゾン層が破壊されており、紫外線が非常に強く、外に出るのであれば日焼け対策は欠かせません。実際、オーストラリアの皮膚ガン発生率は世界一で、国を挙げて紫外線対策を呼びかけています。冬だけでなく夏でも空気が乾燥しているため、肌だけでなく髪の保湿ケアも必須です。もともと乾燥肌の方は、万全な保湿対策が必要になるでしょう。

気候に関していえば、オーストラリアでは雨が少ないため、常に水が不足しています。ガス湯沸かし器を使っている家庭を除くと、1日で使えるお湯の量は決まっておりホームステイ先ではシャワー時間を制限されることもしばしばです。ゆっくりとお風呂に浸かれないのは、日本人にとって大きなデメリットといえるかもしれません。

オーストラリア英語の特徴

オーストラリア英語の歴史

オーストラリアは、1770年にスコットランドの探検家キャプテン・クックがシドニーに上陸し入植が始まった国です。その後、全土がイギリスの植民下となり、イングランド・アイルランド・スコットランド・ウエールズから多くの人が入植し開拓が進みました。このような歴史から、オーストラリア英語は「イギリス英語」をベースとしています。また、カンガルー」や「コアラ」など先住民であるアボリジニの言葉も多く残っており、原住民の言葉と混ざり合って現在のオーストラリア英語となりました。

オーストラリア英語の特徴のひとつには、オーストラリアには方言がほとんど存在しないということです。広大な面積を誇る国でありながら、オーストラリア人同士でも話しただけでは出身地がわからないということであり、これは世界的に見ても大変珍しいことです。

現在のオーストラリアは世界中から移民が集まる多民族国家となっており、英語を母語としない人も多く暮らしています。シドニーなどの大きな都市では留学生や移民などの非英語母語話者があふれ、様々なイントネーションの英語が使われています。

オーストラリア英語とイギリス英語・アメリカ英語の違い

オーストラリア英語はイギリス英語をベースとしているため、アメリカ英語と比べると様々な違いがあります。

  • スペル
  • 発音
  • 語彙

まず、オーストラリア英語とアメリカ英語では、同じ単語でも綴りが異なるものがあります。例えば、「中心」を表す「センター」は、アメリカ英語ではcenterですが、オーストラリア英語ではcentreとなります。「分析する」は、アメリカ英語ではanalyze、オーストラリア英語ではanalyseとなります。綴りの傾向はイギリスとアメリカの間で見られる違いとほぼ同じです。

オーストラリア英語はイギリス英語をベースとしていますが、発音については独自の進化を遂げ、アメリカ英語はもちろん、イギリス英語とも異なります。

例えばコーヒーは英語では「coffee」ですが、アメリカでは「カフィ」、イギリスでは「コフィ」のように、発音が異なります。これは元来はイギリス英語の発音だったのが、アメリカで発音が変化したものです。

「A(ei)」「I(i)」の発音が「アイ(ai)」になるのはオージー英語の特徴です。例えば"day"はアメリカやイギリスでは「デイ」と発音されますがオーストラリアでは「ダイ」と発音されます。

また、「non-rhotic」つまりイギリス英語同様「R」の発音が消えるため、日本人にとっては発音しやすいのも特徴と言えるでしょう。アメリカ英語では"water"を「ウァーラァー」のように巻き舌を使って発音しますが、オーストラリア英語では日本語に近い「ウォーター」という発音になります。

現代では、"World Englishes"と表現されるほど、世界では様々な英語が話されています。「英語はコミュニケーションの手段であり、発音を気にする必要はない」という意見もよく聞かれます。確かに、発音や文法の正確性よりも、まずは「話そうとする姿勢」の方が大事であることは間違いありません。例えばインドの英語は今日では「インド英語(Indian English)」と呼ばれるほど独自の発音・文法に変化を遂げており、今ではアメリカ英語の次に話者の多い英語となっています。

しかし、だからと言ってオーストラリアで英語を学ぶことが損になることはありません。むしろそのような話者の多さではマイナーであっても、様々な英語に触れるチャンスとして捉えていくことがコミュニケーションツールとしては重要なのです。

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