IELTSのスコアアップを目指すのであればぜひ取り組むべきなのが問題演習です。問題形式の確認から自分の実力チェックまで、問題集を揃えるのは試験対策の基本ですよね。ここではIELTSを運営する機関から出版されている書籍をご紹介していきます。
公式問題集を使うメリット
出題される問題形式がわかる
問題集を手元に揃えるべき最大の理由は本番の試験で出題される問題の形式を知るという点にあります。
世の中には様々な試験がありますが、その試験の形式を知ることは試験対策の勉強の第一歩です。
可能であれば、過去に行われた試験の問題(過去問)が望ましいのですが、全ての試験で過去問が公開されているわけではありません。残念ながらIELTSでは過去に出題された問題は公開されておらず、実際の試験問題を知ることはできません。
しかし、幸いにもIELTSでは試験を運営している機関が認めた本番形式の問題集が発売されており、こちらを利用しない手はありません。
自分の実力をチェックできる
問題集を揃えるべきもうひとつの大きな理由が試験の難易度と自分の実力を比較するという点にあります。
IELTSは誰もがハイスコアを取れるような簡単な試験ではありません。そうは言ってもどれほど難しいかというのは勉強していてもイメージできず、自分の実力でどれほど通用するかなかなか測りにくいのです。
問題集があれば、実際の試験時間で問題を解くことで、自分の力でどれほど通用するかをチェックすことができます。しかも、公式の問題集であれば大きく本番の試験と難易度が乖離していることは考えにくいですから、あとどれくらい実力をつけるべきかというのも予想することができるでしょう。
IELTS試験対策問題集
IELTSは「ブリティッシュ・カウンシル(英国文化振興会)」「ケンブリッジ大学英語検定機構」「IDP Education」によって協同で運営されています。(2024年9月時点)
運営機関のうち「ブリティッシュ・カウンシル(英国文化振興会)」からは問題集が発売されているほか、「ケンブリッジ大学英語検定機構」からは複数のシリーズが発売されています。
IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集
こちらもIELTSを運営する機関のひとつであるブリティッシュ・カウンシル公認の問題集。数少ない公認書籍の中でも日本語での説明となっているのはブリティッシュ・カウンシル関連のもののみで、初学者は絶対に揃えておきたい一冊。
IELTSブリティッシュ・カウンシル公認 本番形式問題3回分
IELTSを運営する機関のひとつであるブリティッシュ・カウンシル公認の問題集。上記の問題集とともに、初学者は絶対に揃えておきたい一冊です。本番形式問題が3回分収録されています。
Official IELTS Practice Materials
IELTSを運営する機関のひとつであるCambridge ESOL(ケンブリッジ大学英語検定機構)からの問題集。モジュール別にはなっておらず、どちらかというとIELTSのベースとなる基本的な部分を問題演習するための書籍といえます。
Cambridge IELTS
IELTSを運営する機関のひとつであるCambridge ESOL(ケンブリッジ大学英語検定機構)からの問題集。こちらはモジュール別となっているともに、少しずつバージョンが上がっており、現時点ではバージョン15が最新です。
Top Tips for IELTS
Top Tips for IELTSもCambridge ESOL(ケンブリッジ大学英語検定機構)から出版されています。上で紹介したCambridge ESOLの本よりも古いので、こちらのシリーズは必須ではないでしょうが、試験問題の研究には有用となるでしょう。
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