英語学習メソッドとは?知っておきたい効率的な学習方法

学習方法

英語学習メソッドとは、英語を母国語としない人々のために考案された英語学習法です。代表的な英語習得メソッドには、カランメソッドとDMEメソッドがあり、数ある外国語学習法の中でも実績のあるものです。これらのメソッドは最短時間・最小経費・最大限の効果を実感できる、世界で最も実績のある英語学習メソッドであり、多くの日本人に対しても有効なのです。ここでは、学習効率を高め、短期間でも大きな学習効果を上げるためにも、正しいトレーニングメソッドを理解していきましょう。

英語学習のメソッドの特徴

英語学習メソッドは、子どもが母国語を自然に習得する過程をモデルにした学習法であり、レッスンでは日本語をいっさい使わず英語だけを使って教えます。レッスンのほとんどの部分は “先生の質問にただ答える”という、とてもシンプルな形式で進められ、会話の中では英単語や熟語、文法表現を学んでいき、発音もその場で先生が指摘していきます。カリキュラムの途中には音読、書き取り(ディクテーション)や試験なども組み込まれていますので、総合的に英語が学べるシステムになっています。以下はこれらのメソッドのいくつかの特徴です。

英語学習メソッドには以下の特徴があります。

  • 4倍の速さで英語を習得できる
  • 生徒は話さざるを得ない
  • スピード感と緊張感
  • 必ず身につく反射能力
  • すべての人に効果が期待できる

4倍の速さで英語を習得できる

英語学習メソッドのもっとも目を引く特徴が通常の学習法に比べて、4倍多く英語を聞く・4倍多く英語を話すことを求められるため、4倍速く英語を学ぶことができるという点です。

他の学習法で生徒が英語を聞いたり話している時間はレッスン中の25%ほど。しかしメソッド学習では生徒から最大限の時間と集中力を得るため、より多くの英語を聞かせ話させます。その量は1時間のレッスン中、生徒は約12,600単語も聞いたり、話したりしています。通常の学習法では1時間に約3,000単語といわれていますので、いかにメソッドのレッスン密度が濃いかがイメージできるのではないでしょうか。より多くの英語を聞いて、より多くの英語を話すことの結果として、当然ながら習得時間は速くなります。

生徒は話さざるを得ない

語学学習の4形態はリーディング、ライティング、スピーキング、リスニングであり、この中で最もスピーキングが難しいとされています。レッスン中は先生から絶えず質問をされるため、生徒は最大の集中を持って質問を聞くことを求めだれるだけでなく、レスポンスとして話すことを求められます。

通常の学習法では生徒が話す時間はレッスン中の25%以下とされていますが、英語学習メソッドではこれが50%以上になります。これにより、英語学習の初期に見られがちなスピーキングに対する恥じらい・気後れを早期に解消させ、英会話に自信をもたせてくれるシステムであるともいえます。

スピード感と緊張感

先生はレッスンだからといって生徒に合わせてゆっくり話すことはせず、常にネイティブスピード(英語を母国語とする人が話す通常の速さ)で話します。スピードはリスニング能力を身につけることはもちろん、自然な会話のためにスピーキング能力と理解力を培うにはには不可欠な要素だからです。通常の英会話クラスでは先生は生徒に理解させるためにゆっくり話しますが、これでは生徒が理解できるのはレッスン中に限られ、レッスン以外の環境でネイティブスピードの英語を理解するまでには至りません。

スピーディーなレッスン展開と全神経を集中する緊張感。気がつけばそのネイティブスピードに慣れ、理解していることに気づくことでしょう。

必ず身につく反射能力

先生の質問に対して瞬時に英語で答える。これは英語に対して瞬間的に反応する能力、つまり聞いた英語をそのまま英語で理解して英語で話すことができるようになります。

反射的に言葉を返すことは考えた結果でなく、自然な「英語脳の回路」から発生されるべきものであり、考えずに話すことを学ばなければなりません。例えば我々が日本語で話すときに意識せずに日本語のまま脳内で処理され会話するように、あるいはピアニストが演奏するとき、どこに指をおくかを時間をかけて考えることがないのと同様に、英語を話すとき頭の中で英語を日本語に翻訳している暇はありません。レッスンを続けていくうちに「英語で聞いて英語のまま処理して英語で話す」という反射能力が身につくことを実感できます。

すべての人に効果が期待できる

英語学習の最初の段階は、科学や数学などの高等教育の場ではありません。英語を母語とする方にとて、小さい頃から英語に触れ英語を話すことで英語を習得するという、自然な言語習得プロセスに基づいています。英語学習メソッドは、この自然な言語習得プロセスをなぞらえて開発されたため、人間であれば全ての人に効果が期待できるメソッドとなっています。

メソッド学習は退屈さを感じるどころか、ダイナミックで経験豊かな先生が担当することで楽しくさえ感じられ、文化背景や国籍を問わず、初心者から上級者、7歳から70歳までどの年齢の方にも効果が期待できる画期的な英語学習方法です。

さて代表的な英語学習メソッドとしては以下の2つがあげられます。

  • カランメソッド
  • DMEメソッド

ここからは具体的にそれぞれのメソッドを見ていきましょう。

カランメソッド

カランメソッドとは?

カランメソッドは、ダイレクトメソッド(直接教授法)とよばれるメソッドをもとにつくられています。ダイレクトメソッドは、基をたどれば第二次世界大戦中に軍隊で使用されていたアーミーメソッドや、1800年代後半に発明されたシリーズメソッド、ナチュラルメソッド等の要素が融合されてつくられたメソッドとされています。

ダイレクトメソッドを一躍有名なメソッドに仕立て上げたのは、今でも数々の大手企業等が使用している「ベルリッツ」です。アメリカの語学教育家、Mr.ベルリッツによって開発された、ダイレクトメソッドを基にしたメソッドを「ベルリッツメソッド」と呼びます。今では日本でも「ベルリッツ英会話」でよく知られる、あのベルリッツですね。

その後、1960年代にイタリアのベルリッツスクールで働いていたロビン・カラン氏が、現地の授業方法に疑問を持ったことをきっかけにベルリッツスクールでの経験を生かしイタリア人生徒のために開発したのが「カランメソッド」です。カラン氏はその効果をイタリアで実感し、イギリスへ戻ってからオックスフォードでカランスクールを開校し、今では世界30カ国、500校近くが導入、ロンドン本校では夏季の繁盛期に1日あたり2000人以上の生徒が英語を学んでいる、ヨーロッパ最大規模の私立英会話学校となりました。

英語の理解力と会話力を効率的に高めるために開発されたカランメソッドは、1~12までのステージから構成されています。毎回のレッスンはスピード感と緊張感の中で楽しみながら集中して行われ、会話の中では、英単語や熟語、文法表現を学んで行き、発音も先生がその場で指摘します。各ステージの途中には、「ディクテーション」と呼ばれる書き取りや試験も組み込まれており、総合的に英語が学べるシステムとなっています。

カランメソッドは、一言で言えば正しい英文法・発音に基づく英会話力を、体系的な訂正と強化に重点を置いた徹底反復型の練習により身につける方法です。受講生は講師から絶え間なく行われる質問に対し次々と回答を続け、回答の中に誤った文法や発音のミスなどあれば講師がその場で指摘、修正していきます。また、講師は通常の英会話スピードよりも早口で話すため、受講生は常に高い集中力が求められ、自然と高いリスニング力が身につきます。また、講師からの質問に対しては瞬時の回答が求められるため、質問を一度母国語である日本語に置き換えるという思考プロセスが強制的に排除され、「英語の質問を英語のまま考える」頭の使い方が身につき、英会話の瞬発力も飛躍的に向上します。

なお、カランメソッドは今まで大きな欠点とされていた古い文章・文法・語彙がアップデートされ、2012年6月25日より新エディションが販売開始されました。このアップデートにより古めかしい印象のテーマから、現代風の教材に大きく生まれ変わっており、現代でも通用する学習メソッドとなっています。

カランメソッドの授業内容

Callan Method Class

カランメソッドは以下の流れで授業が進みます。

  • 講師が受講生に対して「早口で」「2回」同じ質問をする
  • 質問後、講師が「すぐに」回答の冒頭だけを伝える
  • 生徒が質問に対して「即座に」回答する
  • 質問は「短縮形で」行われ、回答も「短縮形で」求められる
  • 誤った部分は講師が「その場で指摘・訂正」する
  • 難易度をどんどん上げる

カランメソッドのメリット

カランメソッドとしては以下のメリットがあります。

  • 英会話の瞬発力が向上する
  • フルセンテンスで回答する癖が身につく
  • 正しい文法と発音が身につく

カランメソッドのデメリット

カランメソッドとしては以下のデメリットがあります。

  • 初心者には難易度が高い
  • あまり実践的でないセンテンスも含まれる
  • イギリス英語がベース

カランメソッドでレッスンを受けられる英会話スクール

カランメソッドでレッスンを受けられる英会話スクールは非常に限られています。

日本においてカランメソッドでレッスンを受けられる英会話スクールには、「QQ English」「イングリッシュキャンプ」があります。特にQQ English」は日本で初めてカランスクール本校より正式認定され、在籍している全ての講師がカランメソッドのトレーニングを終了しています。

DMEメソッド

DMEメソッドとは?

DMEメソッドは「Direct Method for English」の略であり、メソッドが重複していますが、この記事では日本で慣用的に用いられている「DMEメソッド」の呼び方に倣っていきます。DMEメソッドもカランメソッド同様、ダイレクトメソッド(直接教授法)とよばれるメソッドをもとにつくられています。ダイレクトメソッドは、基をたどれば第二次世界大戦中に軍隊で使用されていたアーミーメソッドや、1800年代後半に発明されたシリーズメソッド、ナチュラルメソッド等の要素が融合されてつくられたメソッドとされています。

DMEメソッドはカランメソッドを長年教えた先生たちが2000年初めから開発を始めて完成させた、数あるダイレクトメソッドの中でも新しい英語学習メソッドです。DMEメソッドが他のダイレクトメソッドと決定的に違うのは、一般的なダイレクトメソッドの長所である部分を受け継ぎながら、不足とされていたグラマーが強化され、レッスンにインタラクティブな手法が用いられていること、また、3年〜4年毎にテキストの内容がアップデートされるため、常に最新の内容・語集でタイムリーな話題をもとに英語が学べること、さらにレストランや空港、お店などで想定されるシチュエーショナルな場面を想定したエクササイズもあるため、ダイレクトメソッド史上、最も斬新かつ効果的に、楽しく英語が学べるように作られているという点です。

DMEメソッドの授業内容

イングリッシュベル英会話のDMEメソッド

DMEメソッドは以下の流れで授業が進みます。大まかな流れはカランメソッドと似ていますが、DMEメソッには反復練習が存在することに加え、よりインタラクティブ、つまり「生徒から講師への質問」が存在するのが大きな違いです。

  • スピーキングリスニング
  • レビュー
  • グラマーエクササイズ
  • コミュニケーションエクササイズ
  • リーディング&ディクテーション

DMEメソッドではどの英語レベルの人あってもかならず最も初歩的な「ステージ1」から始めていきます。その理由としては、DMEメソッドの基礎をしっかりと固めなければ、その先のステージで勉強をしてもメソッド自体の効果を存分に得られないためです。

DMEメソッドのメリット

DMEメソッドとしては以下のメリットがあります。

  • 英会話の瞬発力が向上する
  • フルセンテンスで回答する癖が身につく
  • さまざまな表現の文法を習得することができる
  • 初心者にも向いている

DMEメソッドのデメリット

DMEメソッドとしては以下のデメリットがあります。

  • 反復練習が「退屈」と感じる人もいる
  • どの英語レベルの人もステージ1からの受講になる

DMEメソッドでレッスンを受けられる英会話スクール

DMEメソッドでレッスンを受けられる英会話スクールは非常に限られています。

日本においてDMEメソッドでレッスンを受けられる英会話スクールには、「イングリッシュベル」があります。イングリッシュベル」は英会話学校として日本初、オンライン英会話スクールとしては世界で初めて「DMEメソッド」を導入したスクールです。DMEメソッドの他、カランメソッドやTOEICなどの試験対策にも対応しています。また、国際品質規格「 ISO9001 」も取得しており、教師経験と人柄の二軸で厳選されたフィリピン人講師陣は全員がオフィスからレッスン提供するなど、レッスン品質の高さに定評があります。

まとめ

「英語をしっかり学びたい」「英会話を身につける必要性に迫られている」という方は増えているものの、効率的な学習方法にはなかなか出会えず苦労していると聞きます。そんな方こそ英語学習メソッドを活用して欲しいものです。英語学習メソッドに基づいたスクール選びのための参考にしていただけると幸いです。

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